ゴルフスイングは上半身の捻転が欠かせませんが、トップから捻転が戻るのはダウンスイング後です。
ダウンスイングで捻転が戻る人が多いですが、これでは飛距離をロスします。
この間違いのスイングは上半身の捻転でダウンスイングする人です。
捻転差で飛距離が伸びる理由
上半身の捻転は飛距離を出すには欠かすことができませんが、上半身を戻すのは体重移動後にすると捻転はインパクトで戻るでしょう。
上半身の捻転で飛距離が伸びる理由は以下のようになります。
- 体重移動でダウンスイング（捻転はキープしたまま）
- テイクバック位置にグリップが下りる（捻転はキープしたまま）
- 下半身が切れインパクト（捻転は戻り逆捻転が入る）
スイングは捻転をキープしたままインパクトゾーンに入るのが理想です。
しかし現実にはインパクトゾーンでは捻転が多少戻っています。
その理由は腰が回転すると上半身も引っ張られて多少は戻るようになるからです。
参照
ゴルフの捻転差を最大にするコツ
上半身の捻転は下半身がテイクバックで動くと捻転しないでしょう。
上半身の捻転差を最大限出す方法は以下のようにしましょう。
- アドレスで両膝に力を入れる
- テイクバックで腰を動かさない（上半身に捻転を入れる）
- グリップエンドが目標を向くまで腰は動かさない（肩が45度以上回る）
- トップはさらに捻転を入れる（左膝がわずか前に出る）
- ダウンスイングは体重移動でする（捻転は維持する）
- テイクバック位置までグリップが下りる（捻転は維持したまま）
- インパクトゾーンから捻転が戻る（逆捻転が入る）
このような方法が捻転差を維持する方法です。
ダウンスイングで腰を切る方法もありますが、これでは捻転がインパクトゾーンまで維持できないでしょう。
このスイングは両膝が非常に大切で膝を無視してはできないことです。
参照
捻転差はインパクト時にどの程度維持するべきなのか？
上半身の捻転はインパクトゾーンまで維持しますが、インパクトゾーンからフォローにかけて逆の捻転が始まると考えるのが正しいでしょう。
上半身の捻転は維持できるところまで我慢するのが正解です。
捻転を維持するのは個人差がありますが、最大限維持できる人は柔軟性が優れています。
上半身捻転の変化は以下のようになります。
- トップでは最大限捻転している
- インパクトゾーンまでできるだけ捻転を維持する
- インパクトゾーンから逆の捻転が入る（腹筋、背筋）
- 左足が壁になり逆捻転がマックスになる（フィニッシュ）
最後の逆捻転は左軸足が定まらない人は逆捻転が引っ張り出せないでしょう。
逆捻転は腹筋や背筋が作用しますが、フィニッシュを大きくとる意識がないとこれらの筋肉は作用しないでしょう。
参照
「インパクトの瞬間の手の位置！どこに戻す？正しい意識とは？」
インパクトまでに捻転差を維持するコツ
インパクトまで上半身の捻転を維持するのは非常に難しく、ほとんどの人ができていないから飛距離が出ないのです。
上半身の捻転を維持する練習は以下のようにしましょう。
- 両膝に力を入れる
- スイングはハーフスイングに徹する
- テイクバックは上半身の捻転だけでする
- グリップエンドが目標を向くまで下半身を止める
- ハーフスイングからボールを打つ（逆捻転を入れる）
- 逆捻転を入れると下半身が先に動く
- 左軸足の壁ができると逆捻転がマックスになる
上半身の捻転維持を意識するより逆捻転を行うほうがスイングには合うでしょう。
このハーフスイングの繰り返しでインパクトゾーンのヘッドスピードはフルスイングとほぼ同じになります。
ハーフスイングは間違ったダウンスイングをしないので、上半身の捻転でボールを打つ感じがつかめるでしょう。
参照
捻転差がなくなるところはどこか？
上半身の捻転はゴルファー各自で大きな違いがありますが、捻転差を維持できる人は飛距離を出しているでしょう。
バックスイングの捻転が戻るときにはすでに逆捻転が入っていますので、正確に説明することは難しいといえます。
上半身の捻転を維持するところが理想に近い順は以下のようになります。
- フォロー
- インパクト
- インパクトゾーン
- ダウンスイング
捻転を維持するのは右腰の移動が欠かせませんが、体重が移動しない人は速く捻転は戻るでしょう。
捻転を簡単に維持する方法は以下のようにしましょう。
- 右腰の移動を考えて左腰を切る
- 上半身の捻転は右腰がリードすると維持しやすい
- 右腰はフィニッシュにかけて左足の上に乗せる
参照
このスイング方法は腰で打つと表現しますが、これも高等技術でこれが可能になると自然に捻転は長く維持しているでしょう。
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