手首を固定するスイングは結果的に間違っています。
ヘッドの遠心力を高めるのは手首に柔軟性を持たせるほうが飛距離は間違いなく出ます。
手首を固定するとインパクトで筋を痛める危険性もありすぐに改めましょう。
手首はアドレス時の角度を維持するほうが良いのか?
手首の角度をアドレス時の角度を維持するとヘッドの走りが悪くなります。
左手首はアドレス時に甲側に折れこのまま固定するとオーバースイングの危険性が高まります。
手首と腕の関係は以下のようになるのが最適です。
- アドレスは小指側に40度位曲がり甲側に折れる
- テイクバックではグリップエンドが目標を向く(左手甲を伸ばす)
- トップは腕と小指がまっすぐなる
- ダウンスイングはアドレス時の手首に戻す
- インパクトではアドレス時の手首に戻る
手首を固定するとこの様な動きができず棒を振っているような感じになります。
手首に柔軟性があるとヘッドの遠心力は最大になり飛距離と方向性が高くなります。
アドレスから手首の角度はテイクバックまで固定しますが、トップに移行する際に手首はまっすぐ伸ばしシャフトが地面と平行になるのが理想です。
参照
手首を固定するのはトップで甲側に折れないようにすることを意味する
手首を固定するのはテイクバックまででトップでは左手甲側に折れないようにすることが必要です。
トップでは右手の甲が折れ左手はまっすぐ伸びているのが理想です。
初心者のトップは以下のようになるから手首を固定と言っているのです。
- 上半身の捻転不足で左手が甲側に折れる(オーバースイング)
- テイクバックが正確にできていないから手首が折れる
- 上半身でバックスイングしている
- 右手でクラブをあげてトップで左手首が折れる
このようなバックスイングでは当然飛距離は出ませんが、方向性も安定しないでしょう。
アドレスでは左手甲が折れていますが、テイクバックまでは手首を維持して上げます。
しかしトップに移行する際は左手甲の折れを戻して腕と甲がまっすぐなるようにすると右手にコックが入ります。
下手に固定するとスイングになりません。
参照
トップで脇に肘をつけてでも手首は維持するべき?
トップで脇に肘をつけるのは手首の固定にはなりませんが、手首の固定はテイクバックまでと考えましょう。
スイングでは上半身に柔軟性が求められますが、手首の固定は余分な力が入りすぎスイングとしてはマイナスにしかなりません。
スイングで右脇の変化は以下のようになります。
- アドレスでは両脇はしまっている
- テイクバックまでは両脇はしまっている(グリップエンドが目標を向くまで)
- トップでは左脇が開き右脇は徐々に開いてくる(シャフトが地面と平行)
- ダウンスイングで両脇はしまっている(下半身主導)
- インパクトでも両脇はしまっている
- フォローでは左脇が閉まり右脇は開いてくる
- フィニッシュでは両脇は開く
右脇を意識しすぎるとスイングがぎこちなくなりやすくあまり良い方法ではありません。
それよりアドレス時の左手に注意しましょう。
左手はほぼ垂直に下がりますが、こうすると両脇が自然に閉まり気にする必要がありません。
脇に気を取られるといびつなスイングになる危険性があり、もっとゆっくりリラックスできるスイングを心がけましょう。
参照
トップのタメは手首に柔軟性がないとできない
手首を固定するスイングはトップのタメができることはないでしょう。
トップのタメはバックスイングとダウンスイングの切り返しで生まれるものですが、手首を固定するとタメが不十分になります。
スイングでタメを作るのは以下のようにしましょう。
- アドレスのグリップは力を入れてはいけない(特に右手)
- 右手は親指と人差し指で握る
- トップでは左手小指と薬指に力を入れる
- ゆっくり上げるとトップのタメができる
- スイングは下半身主導で振る
トップのタメは上半身の捻転で上げダウンスイングは腰の回転でグリップを下げると必ずタメが生まれます。
タメはバックスイングを手で上げると当然手で下ろすことになりタメは生まれません。
参照
手首に柔軟性を持たせて飛距離を伸ばす
手首は特に柔軟性が求められますが、上半身も柔軟性があるほうが飛距離は出ます。
力を入れるのは下半身だけですが、下半身が主導しても柔軟性がある上半身は一呼吸遅れて始動します。
一瞬遅れて上半身が始動するからトップのタメができるのですが、このタメが飛距離の原動力になっています。
飛距離を出す要因は以下のようになっています。
- 下半身主導の筋肉
- 上半身の柔軟性
- 手首の柔軟性
- 可動域の大きさ
参照
以上の4つは飛距離には欠かせない要素ですが、これにヘッドスピードさえあれば鬼に金棒です。
アマチェア男性が女子プロに飛距離で劣るのは柔軟性の不足ですが、力では勝っても飛距離で勝てないのは柔軟性不足と言っても過言ではないでしょう。
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