初心者のスイングはバックスイングで腰が回りすぎますが、腰が必要以上回ると回転軸が右に寄りすぎます。
スイングは一瞬で終わりますがそのために回転軸は左足に乗せておくことが重要です。
バックスイングのトップで腰は正面を向いているとスイングは簡単になります。
初心者の誤解!力んでも飛距離は伸びない
初心者が力んでスイングしても飛距離は出ませんが、その理由は力を入れる箇所を間違っているからです。
スイングで力を入れるところは下半身だけで、それ以外は力を抜くことが飛距離につながります。
初心者の飛距離が出ない理由は以下のようになっているからです。
- バックスイングで上半身が捻転していない
- トップで腰が正面を向いていない
- 左膝が右に流れている
このようなバックスイングでは当然飛距離は出ません。
飛距離の出るバックスイングは以下のようにしましょう。
- アドレスは両膝に力を入れる
- 腰を意識的に回してはいけない
- テイクバックは上半身の捻転が不可欠
- トップは両膝がアドレス時と同じになる
- トップでは腰がわずかに回る
以上のバックスイングは下半身がほとんど動いていませんが、これが飛距離を出すバックスイングです。
初心者はクラブをあげることをバックスイングと思っていますが、それは大間違いです。
バックスイングはとても窮屈なもので、ダウンスイングは窮屈さから解放される反動を使えるからスイングが速くなるのです。
参照
テイクバックと飛球線との関係性
初心者のテイクバックは腰と膝が動きすぎているから安定した飛距離と方向性が出ないのです。
スイングはテイクバックが完璧なら誰でも同じ飛距離が出るはずです。
テイクバックは以下のようにして完成させましょう。
- テイクバックは下半身が全く動かないほうが良い(両膝に力を入れる)
- グリップエンドが目標を向くまで右肘は曲げない
- テイクバックは飛球線とシャフトが平行になる(肩が45度~60度回る)
このテイクバックは長年ゴルフをしていてもほとんどの人はできていません。
多くのアマチェアの飛距離が出ないのはこうしたテイクバックができないからです。
初心者のテイクバックは以下のようになっています。
- 初心者はヘッドを上げることに夢中になりすぎ
- 右肘が早く曲がりすぎ
- ヘッドが上がれば下半身はお構いなし
- ゴルフ教室も同じことを教えるから間違いを信じている
テイクバックは下半身を全く動かさず完成させることが重要で、トップに移行するときに多少腰が回ります。
トップでは腰は15度ほど回り左膝が多少前に出るようになると思いますが、テイクバックを最初からしっかりできると飛距離では悩まないでしょう。
若い人は体が柔軟で腰も回らなくテイクバックができるはずです。
参照
初心者によくあるミス!楽なバックスイングをする人も飛距離は出ない
初心者がよく間違えるのはバックスイングのトップで態勢が楽になる人です。
バックスイングは本来とても窮屈になるのですが、楽なトップでは飛距離が出ません。
バックスイングは雑巾を絞るとねじれて水は吐き出しますが、これと全く同じ状態になるように上半身を使います。
ゴルフを始める場合最初に苦しいトップを身につけると今後飛距離で悩むことはないでしょう。
トップが苦しくなり飛距離を出すのは以下のようにしましょう。
- アドレスは両膝を外に出す
- 外に出した膝に力を入れる
- テイクバックは上半身の捻転でする(グリップエンドが目標を向く)
- テイクバックからトップに移行するときに腰が少し回る
- 両膝の力はインパクトまで維持する
このようなバックスイングは力が入るのは下半身だけで、上半身はほとんど力が入っていません。
バックスイングはゆっくりと上げ、ダウンスイングは大きな振りができるので飛距離が出るのです。
参照
窮屈なトップがヘッドスピードを上げる
テイクバックをゆっくり上げることができたらトップは窮屈な状態になります。
ダウンスイングは窮屈なトップから解放される反動でヘッドが走るのです。
したがって飛距離を出すには以下のように注意しましょう。
- 両膝に力を入れる
- テイクバックは左膝に力を入れる
- テイクバックはゆっくり上げる(上半身の捻転で)
- グリップエンドが目標を向くまで右肘は曲げない
- テイクバックはゆっくりとしか上がらない(膝に力が入っているから)
- ダウンスイングは窮屈さから解放される反動でする
- ダウンスイングは腰の回転で行う(左膝固定)
- 左膝が固定されると回転軸が安定する
- 上半身はクラブを振ることに終始する(フォロースイング)
この大きな特徴はダウンスイングを手でしないことですが、腰が回ると自然にグリップは下りてきます。
下りたグリップはフォローで右腰を使って目標に振り切ることだけ考えましょう。
参照
初心者によくあるミス!ダウンスイングで上半身は使ってはいけない
初心者の間違いの多くがダウンスイングで手を使うことですが、腰を回してダウンスイングができたら手を使う必要がありません。
腰の回転でダウンスイングが完了するとあとは以下のようにしましょう。
- 腰が回転すると上半身を回転させる
- 上半身の回転と右腰を使ってヘッドを目標に振りぬく
- 右腰を使うのはスイングの回転軸が左足だから
- フィニッシュではシャフトが目標を向く
ダウンスイングは腰の回転で右腰を引っ張ることも重要ですが、これはスイングの軸が左足だからです。
アドレス時に左膝に力を入れるのはこうしたことを想定しているからです。
スイングは結果が全てですから、結果を考えたアドレスの左膝が特に重要です。
参照
初心者のスライスをなくす方法
初心者にスライスが出る原因は正しいダウンスイングを怠っているからです。
ダウンスイングではグリップは縦振りになりますが、ヘッドに遠心力が付くとインパクトではグリップよりヘッドが一瞬早く到達します。
スライスをなくすスイングは以下のようにしましょう。
- ダウンスイングは腰の回転で行う(縦振り)
- ダウンスイングで右肘が伸びる
- 右肘が伸びるとリストターンの始まり(右足の前で始まる)
- 上半身の回転でヘッドを目標に振り切る
スライスをなくす方法はバックスイングで肩を回してヘッドを上げますが、ダウンスイングはヘッドを下ろすことを心がけましょう。
スライスの根本的な原因はヘッドよりグリップが早くインパクトに戻ることで起きています。
したがってダウンスイング後にリストターンが始まるとインパクトにはヘッドが早く戻るでしょう。
参照
ドライバーで弾道が上がらない原因
ドライバーで高い弾道が出ないのは様々な原因があるでしょう。
弾道を高くする方法は以下のことを行えば良くなるはずです。
ダウンスイング編
- ダウンスイングは下半身の回転でする
- 体重移動で行うこともある
- 上半身は使わない
リストターン編
- ダウンスイングは右肘を伸ばす
- リストターンは肘が伸びると始まる
- 左手はアドレスの角度に手首を戻す(左手でヘッドを送る)
インパクト編
- インアパクトはアッパブローで振る
- アッパブローはボールの手前が最下点にする
ボールの弾道を上げるのはこうしたことで直りますが、これらのことをしっかりするにはアドレスの膝に力が入っていなければできません。
スイングを正しくするのはアドレスの左膝を固定させることです。
スイングは体の回転で行いますが、回転の軸は左膝です。
したがってアドレスから左膝に力が入っていると弾道は良くなるはずです。
参照
「リストターンは意識的ではなく自然に行わないといけない理由」
初心者が習得するべきポイント!アドレスからインパクトまで左膝一点に集中するべき理由
初心者のスイングは体全体が回る傾向がありますがこれ自体大きな間違いです。
スイングは下半身を安定させることで、安定は両膝が中心になっています。
両膝を固定するバックスイングは回転軸がぶれることはありません。
回転軸(左膝)がぶれるスイングは以下のようなミスショットが出るでしょう。
- ダフリ
- トップ
- スライス
- ドライバーが低い弾道になる
- アイアンはボールが上がらない
- 飛距離が出ない
- 方向性が悪くなる
こうしたことを解消するのは全て左膝を安定させることです。
左膝を安定させるのは以下のようにしましょう。
- アドレスで膝に力を入れる
- テイクバックで膝を動かさない
- バックスイングのトップでも膝を動かさない
- インパクトでも膝は動かさない
- フォローで左膝は伸びる
参照
アドレスで膝を固定しても回転軸は左足の上で、ダウンスイングでは腰を左に引っ張る体重移動を入れた回転が望ましいのです。
ダウンスイングは体重移動から始める人もいますが、それも正解で体重移動後に下半身の回転でスイングするほうが良い場合もあります。
これらは体格や筋力の違いもありますが自分が振りやすい方法を考え出さないといけません。
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