スライス

 

初心者がボールを打つとスライスが出やすいのですが、スライスの原因はダウンスイングを上半身と手でしているからです。

ダウンスイングは下半身で行うことが理想ですが、ゴルフを始めたころは打ち気にはやりどうしても手が先行します。

 

初心者はボール位置でもスライスになりやすい

 

初心者はスイングしてヘッドの最下点が理解できないためボールの位置を理解できていません。

クラブの最下点はほぼスタンスの中心にありますが、最下点がわかると自然にボール位置は決まってきます。

ドライバーとアイアンではボール位置が変わりますが、それはダウンブローとアッパブローで打つためです。

ヘッドの最下点は以下のようになります。

 

ドライバーのボール位置

  • スタンスを取って左足かかとの延長線がボール位置
  • スタンスの広さは関係ない
  • 左膝の力の入れ具合で多少ボール位置は変わる
  • ドライバーはヘッドの最下点の後ろにボールを置きアッパブローで打つ

 

アイアンのボール位置

  • スタンスの真ん中が5番アイアンのボール位置(個人差がある)
  • 1クラブが短くなるとボール半分右に寄る
  • アイアンはヘッドの最下点より後ろにボールを置きダウンブローで打つ

 

ボールがフェアウェイにある場合はUTなども最下点の手前にボールを置きます。

初心者は長いクラブを上手く打てないことが多いのですが、正確に最下点を把握することが上達の決め手になります。

 

参照

ゴルフスイングの最下点の11のポイント

 

初心者は力むスイングでスライスが出やすい

 

初心者は上半身に力を入れ過ぎています。

力みからスライスが出ることもありますが、力むとグリップが早くインパクト位置まで下りてヘッドが遅れることでスライスになります。

力みをなくすのはグリップを柔らかく握ることですが、ゴルフで力を入れるのは下半身だけです。

バックスイングのトップから以下のようにしてスイングしましょう。

 

  • ダウンスイングは字の通りグリップを下ろすことですが、下ろすのは体の真横と理解する
  • ダウンスイングは下半身の回転を使って下ろす
  • インパクトまでヘッドを遠回りさせ遠心力を出す

 

スイングが速い人はスライスが多いのですが、ゴルフはゆっくり大きく振るようにしましょう。

遠心力はいくら力を入れても上がるものではありません。

それよりゆっくり大きく振ると自然に遠心力は上がってくるでしょう。

遠心力が働くとヘッドがインパクトでグリップを正確に追い越していきます。

 

参照

ダウンスイングを制するものは全てを制する

 

ボールに当てようとすればスライスになりやすい

 

ボールに当てようとするとスライスが出ますが、この状態はゴルフでは手打ちと言われています。

ゴルフは他の球技と同じで腰でボールを打つと飛距離も出ますが、上半身と手で打つと飛距離が出なくてスライスします。

ボールに当てようとするとスライスが出るのは以下のようになっています。

 

  • 体の中心から一番離れているのがクラブヘッド
  • グリップはヘッドと体の中心にある
  • 上半身でボールに当てようとするとヘッドが遅れる
  • 下半身を最大限使うスイングに変えるべき

 

スイングでヘッドを下ろすのは下半身で行い、グリップは上半身の回転でアドレスのグリップ位置に戻すほうがスライスは出にくくなります。

これが下半身主導のスイングと言います。

 

参照

簡単!下半身主導スイングを実現する方法

 

バックスイングのトップの肩の位置でスライスになる

 

初心者はバックスイングで肩が顎の下に収まらない人が多くいます。

左肩が顎の横で止まることが多いのですが、これもスライスの原因となっています。

左肩が顎の下に収まらない場合スライスが出るのは以下の原因です。

 

  • 肩が浅いとスイングが横振りになりやすいからスライスになる
  • 肩が浅いとヘッドの遠心力が働きにくくなる
  • 肩が浅いとグリップが早くアドレス位置に戻るからスライスが出る

 

バックスイングはテイクバックが不完全であれば肩が顎の下に収まりませんが、スライスの本当の原因はテイクバックに尽きると言えます。

 

参照

テイクバックのコツ!腰、肘、膝のポイント

 

トップで右脇は閉めるべき?

 

トップで右脇を閉めるのはスイングが小さくなりあまり良い方法とは言えません。

トップでは右肘が下を向くのですが脇が開いたトップはスイングが大きくなり飛距離には欠かせません。

右脇は以下のようになるのが良いでしょう。

 

  • アドレスで両脇を体につける
  • テイクバックは上半身の捻転で行う(右肘は曲げない)
  • テイクバック後に肘を上に上げてトップを作る(脇は開く)
  • ダウンスイングは下半身の回転とグリップを下ろす(脇が締まる)
  • インパクトゾーンで右肘は伸びる(脇は閉まったまま)

 

この一連の動きの中で脇が開くのはトップだけですが、脇を閉めたトップでは飛距離が出ないでしょう。

脇を閉めるとヘッドに遠心力が働かずヘッドスピードは上がりません。

 

参照

トップで右脇を開けてはいけない?開けないとダメ?

 

手首をこねる、腰をひねるのは危険

 

スイング中に手首をこねるのは危険すぎます。

クラブは当然縦振りしますが、フェースをボールに向けるのは上半身の回転で行います。

したがってヘッドは胸の向きに左右されますが、下半身主導のスイングに変えればまっすぐ飛ぶはずです。

飛距離が出て曲がらないスイングは以下のようにしましょう。

 

  • テイクバックは下半身を使わない(グリップエンドが目標を向く)
  • トップは左肩が顎の下に収まる
  • ダウンスイングは腰の回転で行う(手は動かさない)
  • インパクトは上半身の回転で行う

 

このようなスイングはダウンスイングとフォローで体の使い方が変わります。

ダウンスイングは下半身を使って行いフォローは上半身の回転で行うとヘッドも走り飛距離が出ます。

 

参照

ゴルフのフォロースルーの5つのコツ

 

手打ちも初心者に多いスライスの原因

 

スイングが手打ちになっていると当然スライスが出るのですが、スライーサーの人は手首をこねて対処しています。

手打ちは手首を痛める危険性がありあまり感心しません。

スライスを打つ人がフックに弾道が変わるのは手首を使い過ぎています。

スライスを打つ人は以下のように改めましょう。

 

  • アドレスは左膝に力を入れる(インパクトまで持続する)
  • テイクバックで右肘を曲げない(グリップエンドが目標を向くまで)
  • テイクバックからトップに移行するときに右肘が曲がる(肘は下を向く)
  • ダウンスイングは下半身だけでする(腰を回転させ縦振りする)
  • フェースローテーションから上半身が回転する
  • インパクト後に左膝が伸びる

 

参照

飛距離と方向性を達成するインパクトの練習方法

ゆっくりとしたスイングの4つのメリット

 

手打ちの人の特徴はダウンスイングから上半身が回転しますが、これでは飛距離が望めません。

飛距離と方向性を出すのは下半身と上半身を上手く使い分けることが重要です。

下半身だけでダウンスイングが可能なら今まで経験したことがないほど飛距離が出るでしょう。

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