レイトヒッティングとはインパクトゾーンまでヘッドを遅れさせグリップを速くアドレスの状態に戻すことです。
レイトヒッティングはヘッドとグリップの時間差を出して飛距離を出す手法です。
レイトヒッティングとは?
レイトヒッティングはプロがよく使う手法ですが、アマチェアはレイトヒッティングが使いきれないから飛距離が出ないのです。
簡単にレイトヒッティングを説明すると以下のようになります。
- グリップはトップの形を維持する
- トップからインパクトまでの時間は約0.02秒
- ダウンスイングでヘッドが動く距離は少ないほうが良い
- インパクトではヘッドスピードがグリップを追い越す(ヘッドスピード)
このようにトップからヘッドを意識して下ろすと時間差が少なくなりヘッドスピードは上がりません。
しかしトップのグリップを維持してインパクトまで下ろすと、グリップとヘッドの時間差が多くなりヘッドは瞬間的にフォローに入ります。
右手は親指と人差し指でV字を締め手首を固定してヘッドを下ろすとインパクトゾーンからヘッドスピードはマックスになります。
参照
「ゴルフスイングで右手首の角度を維持しなければいけない理由」
ドライバーでレイトヒッティングを試みればまっすぐ飛ばない
ドライバーでレイトヒッティングをする場合、簡単な方法はグリップをいかに速くアドレス位置に下ろすかです。
右手はトップのコックを維持するのですが、スライスが出た経験があると右手首が早く戻る傾向があります。
ドライバーでレイトヒッティングをするときは以下のようにしましょう。
- トップのグリップを両手でアドレス位置に下ろす
- トップのコックは維持したまま
- ダウンスイングでアドレス位置よりやや左に下ろす
- ヘッドがインパクトゾーンに入るまで手首は我慢する
- 手首を伸ばす意識は持たない
このレイトヒッティングはゆっくり下ろすとヘッドが予定より速く下りてくるのでフルショットしか使えないでしょう。
レイトヒッティングに慣れてくるとゆっくり振っても振れますが、当分は難しいかもしれません。
レイトヒッティングが上手く完成したときは以下のようになります。
- インパクトが目視できる
- フィニッシュが早くとれる
- フィニッシュでシャフトが目標を向く
レイトヒッティングは慣れるとシャフトが目標を向くのがかなり早くなりますが、そのタイミングでできるとマスターできたことになります。
参照
レイトヒッティングでスライスするのを防ぐスイング方法
レイトヒッティングは間違うと左膝が目標に流れスライスが出ることも多くなります。
グリップを体の中心よりやや左めに下ろすようになりますが、それでも下半身が流れない方法を考えるしかありせん。
レイトヒッティングのダウンスイングは以下のようにしましょう。
- テイクバック時に左膝に力を入れる
- トップでも左膝に力が入った状態
- ダウンスイングは腰を回す
- 左腰を後方に引く(腰の回転が始まる)
- 膝にタメがないと下半身が目標に流れる
レイトヒッティングは意外と体が目標に流れる傾向がありますが、それを遮断するのが左膝のタメです。
参照
ゴルフスイングは膝に力が入っていないと方向性に問題が生じますが、下半身を安定させるのは膝でしかありません。
アドレスで両膝に力を入れるとテイクバックは上半身の捻転が必ず必要になります。
上半身を捻転させるテイクバックはダウンスイングで逆捻転が生まれより飛距離にはプラスになります。
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