パームグリップ

 

パームグリップは握力の弱い人に多い握り方ですがその大半は女性です。

しかし女子プロはグリップを細くしてフィンガーグリップで握る人は握力が強いのでしょう。

パームグリップの欠点はグリップに力が入りすぎて手首が硬くなる傾向がありリストターンが遅れるのです。

 

パームグリップは女子プロに多いのか?

 

女子プロのトップグループはほとんどパームグリップで握っています。

女子プロはショットに安定感があるパームグリップが多いのですが、パームグリップでも人それぞれで握り方は多少違っています。

主な握り方は以下のようになっています。

 

  • 左手の指寄りに斜めに握る(ショートサム)
  • 指の行け根で握る(ロングサム)

 

握り方は以上の2つ以外にもありますが、女子プロは2つの握り方の中間の握りをするプロも多くいます。

その違いは微妙で多くのボールを打つ間に徐々に握り方も変わるのでしょう。

ヘッドの走りを考えたら徐々にフィンガーグリップに似てきますが、その違いはグリップのタコができるところが違ってきます。

パームグリップのタコの位置は手の平の中心から人差し指と対角線上にできます。

女子プロはアイアンがダウンブローで打ちやすいパームグリップが多いのはグリーンで止めるためです。

 

参照

誰でも簡単に出来るダウンブロー!

 

パームグリップは男子プロには採用者はいない?

 

パームグリップの男子プロはそれほど多くはないでしょう。

フィンガーグリップでもパームグリップに近い握りをする人もいますが、飛距離を考えるとどうしても指先で握るのでしょう。

女子プロと違い男子プロは小技が同じレベルなら、飛距離が最大のアドバンテージになってきます。

男子プロはパームグリップが少ない理由は以下のようになるからです。

 

  • フィンガーグリップは飛距離が出る
  • 小指と薬指に力が入りやすい
  • ヘッドの走りが良くなる

 

プロの世界は1打で勝敗が分かれますが、安定感より飛距離を優先するプロが多いのでしょう。

女子プロはパームグリップで握っていてもストロンググリップにするのは左手でボールを叩きやすいからです。

男子プロはフィンガーグリップでなおかつストロンググリップにするのはより飛距離を追求するためです。

 

参照

ストロンググリップの握り方!そのメリットと欠点とは?

 

パームグリップをプロが採用しない理由

 

パームグリップをプロが採用しない理由は、当然飛距離が関係しています。

アメリカの男子プロの飛距離と日本のプロの飛距離がかなり違うのは以下のような理由です。

 

  • 身長の違い
  • 腕の長さの違い

 

この2つが飛距離に相当な違いを出しています。

したがって日本のプロはよりクラブヘッドを支点の肩から離す方法がフィンガーグリップなのです。

フィンガーグリップとパームグリップでは2センチほどヘッドが体から離れますが、これで身長差の飛距離をカバーしているのです。

過去に杉原プロが長尺ドライバーを使用したことがありましたが、飛距離は増したのですが方向性が安定せずいつしかテレビから消えました。

腕が長いのはコントロールできますが、シャフトの長さはどうにもならなかったのでしょう。

 

参照

飛距離と方向性を達成するインパクトの練習方法

 

プロが採用しているグリップとそのメリット

 

プロのグリップは様々ですが、多くのプロは飛距離を最優先にしています。

したがっておのずとグリップはフィンガーグリップになるのですが、それ以上に飛距離を追求するとストロンググリップになったのでしょう。

プロの世界で飛距離が劣ると勝負にはなりませんが、プロのグリップが同じになるのは自然といえるでしょう。

男子プロのグリップは以下のようになっています。

 

  • フィンガーグリップ
  • ストロンググリップ
  • ロングサム

 

プロのロングサムはどれだけ左手の親指以外の4本でグリップを握っているかよく理解できるはずです。

手の小さいプロはグリップを細めに変えてもフィンガーグリップで握ろうとしています。

グリップの太さは数多くありますが、握りが弱い人は細いグリップに変えると握りが安定することは間違いありません。

グリップを細くするメリットはヘッドの走りが良くなることもありますが、スイングが安定することが最大のメリットかもしれません。

 

参照

ヘッドスピードを上げる3つの方法

 

私が採用しているグリップ

 

私がゴルフを始めたのは今から50年前くらいでしたが、その当時はパーシモンのヘッドが主流でした。

人のクラブを借りてせっせと練習場に通っていましたが、グリップは今となっては思い出せません。

しかし人に教えられたことがなくテレビのプロを見てクラブを振っていました。

その当時は飛距離が250ヤードのネットに突き刺さっていましたが、シングルの人が280ヤードは飛んでいるといっていました。

その後ゴルフはやめてしまいましたが、再開したのは10年後でした。

再開後はヘッドの材質も変わってきましたが、慣れ親しんだパーシモンヘッドの本間製のクラブでした。

グリップはある人からアドバイスがありフィンガーグリップに変えましたが、不安定さは計り知れませんでした。

その当時のグリップは以下のようになっていました。

 

  • フィンガーグリップ
  • セミストロンググリップ

 

このような握り方でしたが、徐々にストロンググリップに変わっています。

手があまり大きいほうではないので抵抗がありますが、今では違和感もなくこの握り方で振っています。

 

初心者が採用するべきはパームグリップ?フィンガーに変えるべきタイミング

 

ゴルフを始める人は当然はじめてグリップを握るのですが、日本人は慣れた野球のグリップになるはずです。

このグリップはパームグリップですがスクエアグリップで構えるとボールを打つ安く感じるでしょう。

しかしこれでは飛距離がそれほど望めませんから、徐々にストロンググリップに変えるほうが良いでしょう。

初心者のグリップの変わり方は以下のようにすると最適です。

 

初年度

  • パームグリップ   スクエアグリップ
  • パームグリップ   セミストロンググリップ
  • パームグリップ   ストロンググリップ

 

1年後

  • フィンガーグリップ ストロンググリップ

 

参照

パームグリップと左手!左手の特徴とそのデメリット

 

この握り方は徐々に変わるほうが無難で急に変えるとボールが正確に当たらなくなる危険性があります。

したがって徐々に変えるほうがグリップもしっかり握れ安定した弾道が出るでしょう。

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