ハンドファーストに構えるとグリップはインパクトに入ってもヘッドを遅れさせても正確なインパクトを迎えるためです。
これを称して「レイトヒッティング」といいますが、ダウンブローで打つときに役に立つ手法です。
ハンドファーストの意味とは？
ハンドファーストとはヘッドがスタンスの右側にあって、グリップはスタンスの真ん中より左で構えることを言います。
手がボールよりも目標方向に出ていることを「ハンドファースト」と表現しています。
ハンドファーストはアイアンで多用しますが、フェアウェイにあるボールを直接打つときにハンドファーストにすることが多いです。
ハンドファーストの特徴は以下のようになります。
- バックスイングがインサイドに上がりやすい
- 脇が締まったスイングになる
- ダウンブローで打ちやすい
- レイトヒッティングで飛距離が出る
この手法はプロのほとんどが多用していますが、1打を争うプロの世界では当然と言えるでしょう。
アマチェアで飛距離が出ないのは正しくハンドファーストを実践していないからです。
レイトヒッティングの特徴は以下のようになります。
- グリップが下りてもヘッドは遅れる
- グリップはトップの状態をキープする
- ヘッドを遅れさすことでヘッドスピードは上がる
この手法はドライバーでも同じですが、ハンドファーストに構えるのはティーアップしていない時だけです。
ＵＴなどのクラブは直接ボールを打つのですが、レイトヒッティングすることでダフることは避けられるでしょう。
初心者のほとんどはダフリやトップを繰り返しています。
初心者がレイトヒッティングのスイングをマスターできればダフることはなくなるはずです。
参照
ハンドファーストでボールが右にある意味
ハンドファーストはボールよりグリップが左（目標方向）にあることを表しています。
アイアンはダウンブローで打つことが最適なスイングと言えますが、これを実践するのはダウンブローしかないでしょう。
ゴルファーの多くがアイアンショットでダフルのはハンドファーストで打てていないのです。
ハンドファーストのアドレスは以下のようになります。
7番アイアン
- ボール位置はかかとの中心
- グリップは左太ももの前
ピッチング
- ボール位置は7番アイアンよりボール2つ右
- グリップは左太ももの前
このアドレスはボールを直接叩く方法で払い打ちでないため、ボールはクラブの適正距離が出るでしょう。
グリップを体の中心で構えると最下点も右に寄り直接ボールを打つのが難しくなりダフリになるケースが多くなります。
ハンドファーストはクラブの最下点が多少目標寄りになるのでよりダウンブローで打ちやすくなります。
参照
ハンドファーストでクラブを斜めに構える意味
ハンドファーストは正面から見るとシャフトが斜めに構えるようになっていますが、これがハンドファーストの特徴です。
アドレスのグリップ位置の下が最下点と考えると、右にあるボールを打つのはいとも簡単になるはずです
ゴルファーの多くはボール位置が右にあるとグリップも右寄りになるケースが多いのですが、これでは何の意味もありません。
シャフトが斜めになるときの注意点は以下のようになります。
- ハンドファーストでグリップを作る
- ハンドファーストでフェースを合わせる（目標に合わせる）
ハンドファーストに構えると、ダウンスイングは体がグリップ位置を認識しているので心配しなくても元の位置に戻ってきます。
しかしハンドファーストは毎回アドレスのチェックが必要で、徐々にグリップ位置が真ん中に戻る傾向があります。
スコアアップに欠かせないハンドファーストですが、上手くなりたいと思うのならしっかりチェックしてマスターしましょう。
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