ゴルフは右手をそれほど重要視しなくても力強いスイングは可能です。
ゴルフで重要なのは左手と左足ですが右手はダウンスイングで肘を伸ばすだけです。
体の回転が速い人は右手でボールを打っている感じになりますが、回転は遅い人はそれほど感じないでしょう。
アドレスで右手のどの指に力を入れるべきか?
アドレスではグリップを握る力加減は左手が7割で右手は3割ほどでしょう。
右手の使い方はテイクバックとバックスイングを逆に考えればよくわかります。
正しい右手の使い方は以下のようにしましょう。
- スイングは左手主導が原則
- 右手は親指と人差し指でV字を作る
- V字をしっかり2本の指で包み込む(遊びをなくす)
- 他の指はシャフトに触れるだけ
- 右手はテイクバック完了後に肘が曲がりだす(トップ移行時)
- ダウンスイングは右足の前で肘を伸ばす(元に戻す)
このような使い方がベストな方法です。
上半身が回転しながら肘が伸びるので感覚的にはボールを払っている感じが実感できるでしょう。
しかし下半身の使い方を誤ると右肘が伸びてから両手でボールに当たる感じしか体験できないでしょう。
参照
右手のひらにグリップを当ててはいけない理由
右手のひらにシャフトが当たる握り方では飛距離が出ませんが、できるならフィンガーグリップをおすすめします。
当然左手グリップもフィンガーグリップになりますが、この握り方はヘッドが走り飛距離を出すには最適です。
右手の平で具立法を握るデメリットは以下のようになります。
- トップに収まりにくい
- テイクバックで肘が曲がる
- ヘッドの走りが悪い
- 飛距離が出ない
手の平を使うグリップはこのようなデメリットばかりですが、ただ1つメリットとして多少方向性は安定するかもしれません。。
参照
「グリップの指の力強さの正解は?力を強くしても良いグリップとは?」
ダウンスイングで右手上腕を使うのは間違い?
ダウンスイングで右手上腕部を意識して使うのは危険です。
右肘が伸びて目標に向くのは結果論で、それはダウンスイングで決まるからです。
左手は距離を追求して右手は方向性を追求しますが、その方法は右足の前で肘を伸ばすことなのです。
フォローで右手が目標にまっすぐ伸びる方法は以下のようにしましょう。
- ダウンスイングで右足の前で肘を伸ばす
- インパクトゾーンから右手首のコックがほどける
- インパクトは右肘が伸びた状態(コックがほどけた状態)
- フォローでも右肘は伸びたまま
フォローで右手をまっすぐ目標に伸ばすのはダウンスイングで右肘を伸ばすと、右手でボールを打つ感覚がありフォローで目標を向くでしょう。
ダウンスイングは目標に右手を押し出すのではなく、右足の前で肘を伸ばすことに神経を使いましょう。
参照
右手に力を入れるべき瞬間はスイングのどこか?
右手に力を入れるのは肘が伸びる右足の前だけです。
それ以外で右手に力を入れるデメリットは以下のようになります。
- スイングが小さくなる
- 方向性が安定しない
- 飛距離が出ない
このようなことが起きるので右手の使い方を誤ってはいけません。
両手の使い方は以下のようになっています。
- 左手は飛距離を出すために使う
- 右手は方向性を出すために使う
- インパクトゾーンからは両手でクラブを振る
この使い方がベストですが、右手に余分な力を入れるのはあまりいいことではありません。
右手はあくまでも方向性を安定させるために使いましょう。
参照
正しいスイングのコツは膝と腰と左手
正しいスイングはフォローが大きくなりますが、フィニッシュでシャフトが目標を向かないのはスイングが途中で止まっています。
ゴルフスイングに欠かせないのが飛距離と方向性ですが、それを実現するには体の正しい使い方を欠かすことができないでしょう。
正しいスイングを求めるのなら以下のようにしましょう。
- アドレスは両膝に力を入れる
- それ以外はリラックスさせる
- テイクバックは上半身の捻転でする
- 右肘が曲がるのはテイクバック後
- ダウンスイングは腰の回転でする
- ダウンスイング中から左手は目標に向けて伸ばす意識をする
- グリップは上下運動だけ
- 下半身が回転すると上半身も引っ張られる
- 右肘は右足の前で伸ばす
- フィニッシュはシャフトが目標を向く
参照
このスイング方法はほぼ完璧ですが、シャフトが目標を向かないときはどこかが間違っていると考えて良いでしょう。
右肘を右足の前で伸ばすことができると方向性は安定するので、しっかり振り切ることだけ考えましょう。
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