ゴルフのスタンスの13のポイント

 

スイングではアドレス、特にスタンスは非常に重要といって良いと思います。

今回はスタンスのポイントを網羅した形でまとめてみました。

できていないところがあれば修正してみてほしいと思います。

 

スタンスの基本

 

ゴルフスイングでスタンスが大変大事なことは言うまでもありません。

ショットの成否はアドレスで決まるといわれています。

そのためにスタンスが重要な決め手になります。

コースで傾斜地のミスが多いのはスタンスが上手く取れないために出るのです。

スタンスは下半身を安定させるためにおろそかにしてはいけません。

ゴルフで多くミスをするのはスタンスが安定していないことが原因といって良いでしょう。

初心者のスコアが悪いのもこうしたスタンスのミスといっても過言ではありません。

スタンスの正しいとり方は腰を安定させるために尾骶骨に力を入れてアドレスが取れたらほとんど正解です。

この尾骶骨はスイングしても崩れないことが条件です。

ゴルファーの多くのミスショットはこうしたことが原因の一つです。

しかしゴルファーは下半身の安定ということにとても無関心です。

ゴルフを始めるときに出来るようになると上達も人より早くなることは間違いありません。

 

4つのスタンスの形

 

スタンスは大きく分けて4通りあります。

 

  • スクエアスタンス
  • オープンスタンス
  • クローズスタンス
  • アプローチのスタンス

 

ドライバーは肩幅より少し広めにスタンスを取ります。

アイアンは肩幅と同じと考えて良いでしょう。

あとはオープンスタンスと言ってフェード系のボールを打つためにあります。

またクローズスタンスと言ってフック系のボールを打つためにあります。

後の残りはスクエアスタンスとなります。

このスクエアスタンスでは肩と足と腰がすべて目標のラインに平行となっています。

最後にアプローチショットのときに使う肩幅より少々狭いスタンスがあります。

中でもアプローチのスタンスはほとんど決まったスタンスはありません。

スタンスとはスイングがフルショットになると広い目にとりコントロールショットなどでは少し狭めになります。

これは安定したボールを打つためで完全なフルショットではないということです。

またスタンスは使うクラブによって両足の幅も違ってきます。

体がひ弱な人は広い目の幅をとる人もいます。

ここに書いたことは標準の体の人を対象に書いていますが、決したこれだけとは言っていません。

あくまでも基本となるスタンスで参考になればと思っています。

 

ドライバーとアイアンとでスタンスを変えるべきか?

 

ドライバーとアイアンではスタンスは少し違っています。

ドライバーはボールが体から離れクラブヘッドがどちらかというと払い打ちになります。

そのために広い目のスタンスを取ります。

しかしアイアンはボールが体の近くにありどちらかというと上から下に振り下ろすことになります。

 

参照

アドレスでボールと距離を正しく取りスコアメイクする方法

 

このときにスタンスが広いと体の切り返しが窮屈になりあまり良いとは言えません。

そのため若干狭めのスタンスが有効になってきます。

アイアンはダウンブローで打つことになりクラブヘッドは上から下に振り下ろします。

 

参照

誰でも簡単に出来るダウンブロー!

 

アイアンがヘッドの最下点を大きく狂わないようなスイングをするために狭めのスタンスが有効なのです。

最後にウッド系とアイアンではスタンスも違うと認識して振ると良いでしょう。

 

フックしやすいスタンスの形

 

ボールがフックするスタンスはクロードスタンスです。

このスタンスは左足が前に出て下半身の動きを制限して振るためにフック系のボールが出ます。

初心者がスライスを出すのはスタンスが関係していることが多いです。

ゴルフは目標となるグリーンは400ヤードほど先です。

この状態でスクエアスタンスをとるのは非常に困難です。

自分では目標を向いていると思っていても後ろから見ると左を向いていることが多いです。

ゴルフは自分だけの目標をティーグランドで探しアドレスは目標と並行になるようにしないといけません。

コースは練習場と違い目標があまりありません。

そのためにコースで最低限自分の目標を探すことが成功の秘訣です。

またスライスが出る人はクロードスタンスで打つと下半身の動きを制御してフック系のボールが出ることになります。

ゴルフのショットの成否はアドレスで決まるといっても間違いありません。

そのためにスタンスをいつも同じにすることが良いのです。

 

スタンス幅ごとにボール位置は変えるべきか?

 

スタンスの幅が変わると当然最下点も変わってきます。

スタンスが変わっても最下点は体の中心と考えれば間違いありません。

問題は傾斜地からのショットのときです。

傾斜地も最下点は変わることはありませんが、下半身が崩れない対策をすることが肝心です。

 

参照

左足上がりショットの4つのポイント

左足下がりで打つときにダフらないスイング方法

つま先上がりでシャンクするときの原因と矯正方法

 

スタンスはその日の体調によっても少々変わることはあります。

自分の体調をうまくコントロールして間違いのないスタンスでアドレスすることが大切です。

ゴルフを長くしているとスタンスはとてもいい加減にする人がいます。

スタンスをいい加減にしている人でゴルフが上手い人はあまりいません。

ゴルフは足元がしっかりすると必ずうまくなれます。

そのためにゴルフスクールではボールを真ん中に置いて最小に左足を広げあとで右足を広げてスタンスを取ります。

スクールでスタンスをこれだけ慎重にするのはそれほど大切ということです。

 

スタンスの幅

 

スタンスの幅は人によって多少変わってきます。

身長の高い人は広めのスタンスを取りますが、あまり高くない人は狭めのスタンスをとっています。

スタンスは基本の幅はありますが、人によっては相当違う人もいます。

しかしスタンスはゴルフを始めるときに教わるのはまず基本を教えています。

そこからは自分にあったスタンスでも良いでしょう。

スタンスとは体を使うスポーツには必要不可欠と考えています。

ボールの弾道で悩んでいるときは基本に戻れといいます。

アドレスはボールを置いてから打つまでが非常に大切な時間です。

この動作をルーティンと言ってプロも大事に取り組んでいます。

ゴルファーにはボールを打つ前のリズムがあります。

このリズムが狂うとプロでもミスをします。

ゴルフはリズムを変えてはいけません。

ボールを打つときはいつも同じリズムでボールを打つことが理想です。

そのためにもスタンスをとるところから良いリズムでアドレスしてボールを打つことをしましょう。

 

アプローチでのスタンス幅

 

ゴルフでスコアを良くするのがアプローチです。

そのアプローチを良くするためにスタンスが大切になってきます。

アプローチは傾斜地が多く間違いが一番多いことを考えて取り組む必要があります。

アプローチは左体重になることはもちろんですが、腰を水平にすることで安定したアドレスが保てます。

ショットは安定したアドレスでほぼ間違いなく打つことができます。

スタンス幅は傾斜がきつくなると広くなりますが、広くなっても腰を水平にすることが条件と思います。

この状態ではボールの位置がアプローチでも右側にあまり寄せず最下点の少し手前にセットすることが望ましいです。

アプローチのスタンス幅も状況によって変動してこれが一番というスタンスはありません。

上半身が安定したスタンス幅で打ちやすいのであればより最適なスタンスと考えます。

アプローチのスタンスはフルショットよりもっと微妙ですから絶対に体が動かないショットができるスタンスを取りましょう。

 

スタンスは狭くても広くてもいけない

 

スタンスの幅は広すぎると体の回転がしづらく、狭いと下半身が必要以上に動くことになります。

下半身は余分な動きがミスにつながります。

ドライバーのスタンスは肩幅より少し広めで、アイアンは平坦なところでは肩幅にするといいでしょう。

しかし傾斜地のショットは若干広めにするほうが安定したショットが可能です。

コースでボールの状況を見て素振りすることの意味はスタンスの幅を決めるためにもしています。

ゴルファーがスタンスの広さが狭めの人はボールが曲がる度合いが多くなります。

反対に広めの人も下半身が動きにくくボールを引っかけることになるときがあります。

 

参照

ゴルフでのひっかけの原因と矯正方法

 

スタンスの広さは身長が170センチの人が平均と思ってください。

この身長より高い人はもう少し平均より広くとっても問題がないでしょう。

 

スタンスは身長も影響する

 

スタンス幅は身長が異常に高い人は当然平均より広くなります。

スタンスの幅は身長によっても大きく変わることもまれにあります。

しかし身長から割り出したスタンス幅が広くとると打ちにくいと感じれば狭めにとることも必要です。

スタンスはこれが正解という幅はありません。

それは多くのゴルファーの平均が現在の平均でスクールではスタンスを平均で教えています。

ショットを強く打ちたいと考える人は若干広めに取る人もいます。

しかし安定を求める人はほとんどが平均のスタンスをとっています。

ジュニアーの子供たちは身長も力もありませんから、スタンスを広めにとる子供もいます。

ゴルフに慣れてくるとどの人も平均の幅に収まってくるのはどうしてでしょうか。

ゴルフの先人たちがいろいろ研究して出した平均が現在のスタンス幅になっています。

 

スタンスの重心

 

スタンスの重心はほぼ体の中心だと思っています。

アイアンの重心は左足より体重になりますが重心は少し左に寄るだけです。

 

参照

アドレスのドライバーとアイアンの違い

 

またドライバーは腰が少し右に寄りますから体重の中心も右に寄っています。

この体重のかけ方はフォローを多くとるための方法で飛距離を出すための手段と考えて良いでしょう。

重心が体の中心から横にずれるときは腰が必ず同じ方向に動いています。

体の中心というのは腰の位置と大いに関係しています。

ゴルフに慣れてくると重心のことは気にせずにできていることが多いです。

また平均のスタンスでクラブを振る方角に若干体重も移動します。

これはスイングを大きくゆっくりと振るためには欠かせません。

 

参照

大きなスイングをしてうまくなる方法

ゆっくりとしたスイングの4つのメリット

 

体重の意識があれば移動してもダウンスイングでは元の位置に戻ってきます。

ゴルフのバックスイングでは下半身を安定させていますがダウンスイングからは下半身が先行します。

それでもインパクトでは元の位置に戻りその後フォローに入っています。

一連の動きの中でスイングは必ず腰が元の位置に戻りその後の動きに入ります。

このようなことを考えるのは初めだけで慣れてくるとあまり気にしないほうが良いこともあります。

ゴルフの悩みが出てきたときは必ず原点に戻ることも良いのではないでしょうか。

 

つま先上がりと下がりとスタンス

 

つま先上がりやつま先下がりのショットをするときのスタンスは平均より少し広めですると安定して良いでしょう。

スタンスを広めにするときはほとんどが上半身だけのスイングになります。

このときのスタンスは山側に多く体重をかけアドレスを取ります。

反対に谷側に体重をかけるとスイングしたら谷川に体が崩れます。

ショットはスイングしたあとが大切で打ち終わってもその場で立っていることが必要です。

トラブルショットでスイングして態勢が大きく崩れて良い結果が出ることはありません。

スイングは初めから終わりまでその場に立っていることが非常に大切です。

トラブルショットで力を入れてスイングすると必ず谷側に態勢が崩れます。

この態勢が崩れることは事前の素振りで確認すると良いでしょう。

傾斜地のショットでもシングルは打った後も態勢が崩れません。

これはスタンスもしっかりして体重も安定して上半身だけのスイングだから崩れないのです。

傾斜地で下半身を使う人はかならず体制が崩れます。

トラブルショットはクラブを短く持ちスリークォーターショットすると間違いは少なくなります。

 

スタンスマットは必要か?

 

ゴルフの練習場でするときにマットは必要ありません。

練習場のマットは比較的目標に向いていますからそれほど気にすることはありません。

しかしスタンスの幅は常に平均で幅を決めるほうが何かと便利と考えます。

スタンスの練習は目をつぶりアドレスします。

目を開けてみると平均値が出ているか自分の目で確かめることができます。

スタンスマットは本来方向性を正しくするものでスタンスの幅を求めるものではありません。

コースでスタンスが正しく目標を向いているか知るためで決して必要ではないということです。

コースではスタンスが目標を向いていても肩が向きを間違っていることもあります。

テレビでプロが右肩を左手で当てているのをよく目にすることがあります。

これはスタンスと肩の向きを気にしてやっているので幅を意識してはいません。

またこの意識を持つのも初めだけで慣れてくるとそれほど意識しなくても大丈夫です。

ゴルフにはルーティンという言葉もあります。

ルーティンはボールをセットしてから打つまでのしぐさを言っています。

同じリズムでボールが打てるとナイスショットの連発になります。

 

スタンスで方向性を確保する方法

 

スタンスは方向性を正しくするために非常に大切な要素と思います。

ボールの飛ぶ方向もスタンスが微妙に作用しています。

そのためにスタンスを正しくとりスコアを良くすることができます。

ゴルフはいくらナイスショットが出ても方向性が定まらないのではいけません。

アドレスはスタンスをしっかりと取り目標に正しく向ける必要もあります。

この方向性はゴルフに慣れてくると出てくることもあります。

そのためにプロでも左手でも右肩を前に出ないようなしぐさもしています。

ゴルフは自分で完璧と思ってもそれほどでもありません。

プロがティーグランドでアドレスするとキャディーが真後ろから方向性を確認しています。

プロはキャディーが真後ろから離れるとショットに入ります。

それくらい方向性が大切と思っているのです。

アマチェアが無造作にアドレスしていつもナイスショットが出る保証はありません。

せめて練習のときだけでもスタンスとアドレスの向きを意識して練習することが大切です。

スタンスが良くなると他の部分も良くなってきます。

ゴルフは足元から正しい形を作ることが大事なことです。

長い間の練習になりますが、うまくなりたければするしかありません。

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